去勢手術の後に起こった災難

我が家には生後5年目になる元オスのシェルティがいます。
元と書いているのは、タイトルにも記したとおり去勢手術を受けたからです。

私は子供の頃から、何頭かの犬を飼ってきました。
飼う頭数は、毎回1頭ですが、すべてオスでした。ですから去勢手術の経験も今回が初めてではありません。
ですが、唯一違うのは、今の犬を飼う直前に新築のマンションに引越しをした為、それまで住み慣れた土地を離れてしまったことと、新しい土地には知り合いが一人もいなかったことです。
そのために、新居で仔犬を迎え、犬の情報交換が出来るお友達もいないままに、毎月のワクチン接種やら健康診断に追われたので、まずはペットショップで買い物をする際に
「どこか良い獣医さんはいませんか?」
と尋ねて回りました。
しかしあちらも商売ですから、明確にどこどこが良くてどこどこはダメ等とは教えてくれません。
結局家から近いことと、設備がしっかりしているように見えたことから、ある動物病院をかかりつけ医に決めました。

ですがこれが後に、家の愛犬に可哀想な思いをさせてしまう原因となったのです。
生後半年を過ぎた頃、去勢手術の相談をし、その年の秋に1泊で手術をする運びとなりました。
以前去勢手術を経験したのは、私が高校生の頃でしたが、待合室で待っている間に終わった記憶がありました。
時間にして2~3時間程度でしょうか。
「今回は、念には念をという感じなのかな?」
と思いつつ、前日には美容院でシャンプーを済ませて手術に望みました。

手術は成功したように見えました。
しかし翌日迎えに行くと、首にカラーを巻いた我が家の犬はびっくりするほど臭くなっていました。
今まで予防接種で訪れた際には、待合室も診察室も消毒液の臭いがプンプンしていたのに、そして前日にシャンプーを済ませたのに、なぜこんなにも犬臭く(まるで野良犬のようでした)なったのだろうと不思議でした。
それでも1週間後の検診では特に異常も見つからないということでしたので、安心しきっていました。

ところが術後1ヶ月が過ぎた頃、手術をした部位にしこりが出来たのです。
そのしこりは徐々に大きくなり、2ヶ月経つ頃には
「睾丸が移動したの?」
と思うほどになりました。
ここにきて私達家族は、あの動物病院に再診をお願いするのが不安になり、別の病院を受診しました。
(この頃には少しばかり情報量も増えていましたので)
その結果、もう一度手術をすることになったのです。
原因は、前回の去勢手術の際に何らかのばい菌が患部に付着した状態で縫合され、そのばい菌が体内で増殖・化膿した結果でした。
膿の広がりを食い止めるために犬の体自らが、その膿を脂肪で覆い隠そうと幾重にも取り囲んでいたと、獣医の先生が説明してくださいました。
手術に要した時間は実に5時間強。
取り出された膿と脂肪の塊は、直径5センチはありました。

この手術は、先生も
「こんな症例は初めてだ。」
と仰るほどでしたが、幸い術後の治りも良く、今では傷跡がかすかに見える程度です。

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